よくも悪くも思いやり

『あなたのことを思ってくれる人は、必ずいるはず』

昨日、職場で起きたことです。

4月からの看護師として新人さん、よく頑張ってます！

昨日は、先輩とペアで仕事をしてました。

先輩も新人さんを気遣い、とても指導が熱心でした。

新人さんは早上がりだったので、先輩よりも早く終わります。

新人さんの就業時間15分前に、本来の時間より遅れて、

患者さんの処置が始まるとの連絡がありました。

その処置は、朝新人さんが経験したいと先輩に伝えていた処置でした。

その処置についたら終業時間を大幅に超えてしまします。

それでも、先輩は新人さんに経験して欲しい、成長してほしいとおもって

新人さんに「もう少しで処置が始まるからやるでしょう？」と伝えました。

それに対して新人さんは、「それについたら時間内に終わらないです」と

答えたんです。

そしたら、先輩大激怒！！

「あなたが経験したいって言ったじゃない！、せっかく段取りして教えてやったのに。

　びっくりした！　早く帰りたいって？　どういう気持ちで仕事してるの？」って

怒鳴ってしまいました。

怒りは収まらず、周りのスタッフにも「どう思う？」と言い出す始末。。。

新人さんは、固まっちゃいました。

さあ、この話をみてどう思いました？

「ひどい先輩だ！」　と思う人も

「何という新人だ！！」と思う人もいると思います。

皆さんはどっちですか？？

ん～個人的にはどちらの気持ちもわかります。

先輩をみてみると、ほんとに教育熱心で、とても教えてくれます。

そして、後輩にも成長してほしいという思いを持ってます。

この時も、後輩が成長してほしいという「思いやり」だと思います。

「今日は、新人さんはこの処置を経験したいんだな～！頑張って経験させよう！」

という気持ちで、仕事を進めてました。

後輩に経験させてあげようという「思いやり」が大きかったのかもしれません。

しかし、せっかく他の仕事も調整していたのに、蓋を開けてみると

「時間内に終わらない」という理由で、断られました。

先輩からしたら、せっかく段取りして調整したのに、経験するよりも

早く帰りたいのかという気持ちでしょう。

「そんなんじゃ成長しないぞ」という気持ちになったのかもしれません。

先輩の気持ちは、とてもとても分かります。

先輩は、そうやって成長してきたのかもしれません。

だからこそ、許せなかったのかもしれません。

一方、新人さんはどうでしょう。

残業までして、経験しないといけないんでしょうか。

先輩の「思いやり」はだまって受け取らないといけないのでしょうか。

ほとんどの新人は、嫌なことでも黙ってやるでしょう。

なぜか、それが当たり前になっている部分もあります。

でも、新人さんもその日は大事な用事があったのかもしれません。

ストレスが強くて、早く帰りたかったのかもしれません。

もしかしたら、やむえない事情があったのかもしれません。

それで断ったのかもしれません。

難しいですよね。この微妙な問題。。。

看護の世界は、このようなことが多いかもしれません。。。

休日に、会議のために病院にいく。

研修会といわれて病院に行く。　など

やる方からしたら、後輩には成長してほしいから・・・

これは「思いやり」です。間違いないんです！

でも新人さんからすれば、「強制力」となるかもしれません。

そして、先輩は「先輩の思いやり」を断られると思っていません。

それは、思いやりだけど思いやりでしょうか？

思いやりとは、相手のことを1番に思いやることです。

断られて、感情的になるということは、一方的な思いやりではないのでしょうか。

もし「時間を超えることになるけど大丈夫？どうする？？」という聞き方なら

新人さんの思いも聞けたかもしれません。

でも、とてもいい先輩なんですよ（フォローです）！！

難しいですね！

でも対 人なので、「相手の目線で思う」ことが大切ですね！

当たり前のようで忘れてしまいそうなことです！！

個人的に、忘れないようにしたいことです♪

『人生、シンプルに楽しくいきましょう♪』